前回の続きです!今回は4つ目の理由を説明していきます。
「持ち家と賃貸はどちらがいい?」に終止符!絶対に自宅を買うべき4つの理由②
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【理由4】団体信用生命保険が生命保険の代わりになる。
住宅ローンやアパートローンでは、借入の際に団体信用生命保険という保険に加入します。
保険料は金利に含まれるため、別途保険料を毎月何万円も支払う必要はありません。
そして、もしもの場合は借入残額が保険会社により支払われるため、
残された家族には負担をかけませんし、自宅を残してあげることができます。
これはかなり助かりますので、活用しない手はないでしょう。
【理由3】の例でいうと、夫と妻と子供の4人家族で住んでいて、
一家の大黒柱の夫が亡くなってしまった場合、賃貸だと残された家族は非常に大変です。
夫が亡くなった場合は、奥さんが一生懸命に家賃と生活費を稼がなければなりません。
そうしなければ子供もろとも追い出されてしまいます。
一方で住宅ローンはどうでしょうか?
ローンの残債が無くなり、資産として不動産が残りますし、
妻と子供は家賃の心配をする必要はありません。
応用例ですが、
仮にあなたが3,000万円の自宅と7,000万円のアパートを借入金1億円で購入して
団体信用生命保険に入っていた場合はどうでしょうか。
7,000万円のアパートが8%の利回りで運営できているとしたならば
年間の家賃収入は7,000万円×8%=560万円となり、
年間560万円の家賃収入が入ってきていることになります。
この状態で夫が亡くなった場合・・・。
資産価値3000万円の自宅と、
夫の年収と同じくらいの不労所得を稼ぐ資産価値7,000万円のアパートが手に入るわけです。
今後の生活に家賃は不要で
かつ年間560万円の不労所得を稼いでくれるアパートも無借金で手に入ったとするならば…。
もしかすると奥さんはニコっと笑うかもしれませんね・・・(笑)。
また、年金も当てにできない時代です。
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」によると、
老後の最低日常生活費は月額平均22万円必要であり、ゆとりある老後生活をおくるためには、
月額平均35万円が夫婦二人で必要だと言われています。
当然、65歳以降の年金だけでは最低限の生活しか送ることができませんので、
取り崩して補てんするだけの老後資金もせっせと貯蓄しておかなければいけません。
夫婦二人が豊かな老後生活を送りながら、平均寿命まで生きるとしたならば、
60歳までに5,000万円の貯蓄が必要だと言われています。
例えば、5,000万円貯金しようと決めた年齢によって、下記の額が必要になります。
20歳から貯蓄の場合 ➔ 毎月約11万円×40年間
30歳から貯蓄の場合 ➔ 毎月約14万円×30年間
40歳から貯蓄の場合 ➔ 毎月約20万円×20年間
かなりの額ですが、はたして毎月貯蓄していくことはできるでしょうか?
また、その様な状況の中で、
一家の大黒柱である夫に万が一のことが起こった場合はどうでしょうか?
残された家族は路頭に迷う可能性があります。
だからそれを回避するために、皆さんは医療保険や、がん保険などにも加入されている事と思います。
お金で安心を買うという意味では、保険は必要ですよね。
しかし、毎月の保険に対する出費も大きいはずです。もしもの時、残された家族の生命保険として
5,000万円の終身タイプの生命保険に加入した場合必要な保険料は、
20歳時加入の場合 ➔ 毎月約5万円
30歳時加入の場合 ➔ 毎月約6万円
40歳時加入の場合 ➔ 毎月約8万円
これもまたかなりの出費です。夫婦二人で老後も豊かな暮らしをする為に、
将来を見据えて貯蓄をしていく一方で、万が一の事態に備えて保険にも加入しておく。
これはとても大事なことなのですが、それを成すには大きな出費が伴います。
このデメリットをカバーしてくれるのが、
いま説明してきたように「住宅ローンで自宅を購入すること」なのです。
そんな訳で
私は「賃貸と持ち家はどちらがいいの?」という質問には
「絶対に持ち家が良いです!」と断言しますし、
不動産投資を始めたいけど、属性が低くてアパートローンが通らない方や、
不動産投資に興味があるが、自分はどんな物件を購入したらいいのだろうか?
と悩んでいる方がいらっしゃった場合は「住宅ローンを使って、まずは自宅を購入してください。
それもある意味立派な不動産投資です。」とアドバイスします。
もちろん住宅ローンを組めば、与信枠や返済比率の関係で、
その後アパートローンが借りにくくなる場合もありますので、その方の人生設計にもよりますが。
(三井住友ローン&ファイナンスなどは逆に担保を供与しなければ借りられないので、
自宅があれば好都合だったりします。)
そして最後に大事な事をお伝えします。
今までの話はあくまでも、下記の前提条件下での話です。
この前提条件を守らずに自宅を購入してしまっては、ロバート・キヨサキ氏や、
その他多くの方が言っているように「住宅は負債なので買わない方がいい」に陥ってしまいます。
逆に守ってさえくれれば、自宅は明らかに資産ですし、
返済に窮して自己破産するというリスクはかなり低いのです。
生活環境が変わり、引っ越すことになったとしても、
売却益や賃貸に出すなどの選択によっては、普通に貯金をするよりも
資産拡大のスピードが上がるなどの、不動産投資のメリットも教授できます。