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さて、突然ですが問題です!

A社は利益が出ています。

B社は赤字の会社です。

あなたはどちらの会社に融資が下りると思いますか!?

正解は・・・

もちろん分かりますよね・・・?

そう!!!A社です!!!

これは引っ掛け問題ではありません(笑)

当然の答です。

しかしある条件が加わることで、この結果が逆になることがあるんですね。

それは

「A社は利益が出ているけど、キャッシュフローが出ていなかった。
    一方でB社は赤字だけれども、キャッシュフローが出ていた。」

という条件です。

これはどういう事でしょうか?

ちょっとキャッシュフローについて説明しましょう。

キャッシュフローには以下のような計算方法があります。

キャッシュフロー = 税引後利益 + 減価償却費 - 借入元金返済

この式は大事ですよ!

減価償却費は損益計算書上は経費として計上しますが、

実際にはキャッシュアウトのない経費なので、

キャッシュフローの計算上は税引後利益に足し戻して考えます。

逆に借入元金の返済額は費用には計上できませんので損益計算書には反映されません。

しかし実際には毎月返済をしているので、キャッシュアウトが生じています。

だから、最後に差し引きます。このお金の流れは必ず理解してくださいね。

ちょっと分かりづらいかも知れませんので、下記の簡易PLをご覧ください。

【A社】
税引後利益     100(黒字)
減価償却費       0
借入元金返済   -200
キャッシュフロー -100(マイナス)

【B社】
税引後利益    -100(赤字)
減価償却費     400
借入元金返済   -200
キャッシュフロー  100(プラス)

「減価償却費による赤字ならばOK」を言い換えるならば

「キャッシュフローが出ればOKということです。」ということなのですね。

A社はいわゆるデッドクロスに陥っている状態です。

新築で建てた場合、デットクロスは設備の減価償却が終わる

築15年付近で起こる恐怖の現象です。

「黒字なのになぜかお金が残らないなぁ・・・。」

という方はデットクロスに陥っている可能性大です。

物件によっては「満室なのに赤字でキャッシュフローがマイナス」になることも。

銀行はA社のようなキャッシュフローが出ていない法人には貸したがりません。

なぜならキャシュフローがマイナスということは、「現在手出しが発生している。」

ということだからです。

黒字なのに物件が生み出す家賃収入では、借入金が返済できないのです。

そんな破たんリスクの高い会社に銀行は融資できないと考えるのですね。

皆さんも黒字だからと言って安心しないようにしてくださいね!

ではまた!


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