持ち家と賃貸はどちらがいいのか?という議論は昔からありますが、

それぞれにメリットとデメリットがあります。

ちなみに、不動産投資の火付け役となったロバート・キヨサキ氏は、

自身の著書「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で

「住宅は負債だ!買うべきではない!」と言い切っています。

また、ネット上でも「家は買わない方が良い!」と主張している人達はたくさんいます。

しかし私は「住宅は明らかに資産であるし、絶対に買うべきだ!」と断言します。

その理由は4つありますので、それぞれ説明していきます。

【理由1】収益物件を保有しているのと同じ

まず、あなたが家賃10万円の賃貸マンションに住んでいる場合を考えてみましょう。

あなたは入居者として、大家さんへ毎月10万円の家賃を支払っています。

そして大家さんは、あなたから受け取った10万円のうち、7万円を銀行へ返済します。

この7万円の内訳は、元金返済に5万円。利息支払いに2万円の合計7万円です。

大家さんは残った3万円を使わずに、毎月貯金しています。

さて、あなたが引っ越すことなく数年の時が流れると、

大家さんの純資産はどうなるでしょうか?

まず、この物件購入時に借入れた元金の返済が進みます。

大家さんはこの物件を、2,500万円で購入しており、

現在も資産価値が2,500万円あるとすると、

10年後に借入元金が1,500万円まで減っていたとすれば、

差額1,000万円の純資産が出来たことにとなります。

そして毎月3万円の貯蓄で、360万円の現金ができました。合計で1,360万円の純資産です。

その間あなたは、ただ毎月家賃10万円を支払っていただけですね。

あなたは自分の所得からお金を払い、

大家さんの資産形成のお手伝いをしてあげていたことになります。

(もちろん借入をすることによるリスクを排除しつつ、

賃貸物件に住むメリットを享受しているとも言えますが。

次に
入居者も、大家さんも、「あなた」だった場合を考えましょう
(いわゆる住宅ローンで自宅を購入の場合)

入居者のあなたは、相場家賃に合わせて毎月10万円を家賃分として給与から控除しています。

そして銀行へ元金返済として5万円、利息支払いとして2万円の、合計7万円を返済しています。

残りの3万円は、本来この物件に賃貸で住むとしたならば家賃が10万円かかるのだから、

賃貸物件に住んでいると思って、可処分所得に充てずに貯金しています。

(生活水準を上げることない賢者の考えです。冗談抜きで。)

さて、あなたが引っ越すことなく数年の時が流れると、あなたの純資産はどうなるでしょうか?

まず、この物件購入時に借入れた元金の返済が進みます。

あなたがこの物件を価格2,500万円で購入しており

現在も資産価値が2,500万円であるとすると、

10年後に借入元金が1,500万円まで減っていたとすれば、

1,000万円の純資産が出来たことにとなります。

そして毎月3万円の貯蓄で360万円の現金ができました。

合計で1,360万円の純資産です。

家賃を払う側からもらう側へなることで、資産形成ができることがわかると思います。

続いて【理由2】を見てみましょう。
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